めったに感情を出さないエセルにとってはとても珍しい事だった。 それが一人の女の子にすごい勢いで怒鳴っている。 エセルが今、感情をむき出したのは両親の事を言われたからだ。 フェリアやサスティンのように自分をよく知ってくれている人ならまだしも今、会ったばかりの他人に分かったような口を言われたくない。 少女はフフッと小さく笑った。 そしてゆっくりと振り返った。 ぞっとするような笑みを浮かべながら、小さく細い声で言う。 「だって私はあなたなんですもの」