それを聞いたエセルは何も言えなかった。 自分も同じような経験をしているため、気持ちは痛いほど分かった。 しかし、それと同時に余計な事を言わずそっとしておいた方がいい事も分かっていた。 しばらくして少女がゆっくりと口を開いた。 「二人とも死んじゃった。殺されたの」 たんたんと語る少女に生気は感じられなかった。 私と同じ…… エセルは心の奥底で思った。 「そう、私はあなたと同じ」