しばらく進んだが何も出てこないし、見えない。 あるのは暗闇のみだ。 エセルはおかしいと感じたが出来るだけ何も考えないで歩き続けた。 どんどん歩く度に重く感じる。 しばらくすると少し広い空洞に出た。 広いと言っても人が二十人、入るか入らないかほどの広さだ。 エセルは辺りを見渡しながら歩いた。 緑のコケがこびりついていてピシャンという水の滴る音が静かに聞こえてくる。 空洞から出ようとした時、エセルは後ろに人の気配を感じた。