外に出るとエセルは街を見渡した。 街も屋敷と同じように沈黙が街を支配していた。 誰も歩いていない大通りは昨日とは正反対だ。 一方、レオルは無表情で黙々と歩いて行く。 その間、四人は一言もしゃべらなかった。 いや、"しゃべれなかった"。 この異様な雰囲気の中で話そうとするものは誰もいなかったのだ。