月と太陽

「いいとの事なのですが今、厨房がとても忙しいので裏にある井戸で直接取ってきてほしいとの事です。大変申し訳ないのですが裏庭までついてきてもらってもよろしいですか?」


丁寧な口調でそう伝えたシャインを見て、エセルは思った。


慣れているんだな、と。


このように淡々と目上の人に語れるのはそう簡単なものではない。


たぶん、小さい頃からこの環境で育ったのだろう。