陽介に手当てをしてもらった私は陽介と共に体育館へ戻った


そこに莉香と和也がいた


「沙良〜バスケ勝ったよ!!」


「莉香、お疲れ様!」


莉香たちはその後見事に逃げ切って1組に勝ったみたいだった


「足、大丈夫?」


「捻っただけだから大丈夫!直ぐに部活も出来ると思うから安心して」


「良かった〜
陽介、沙良に付き添ってくれてありがとね」


「いーえ、沙良の為だから」


「さっきのお前の長谷川とのやり取りなかなかカッコ良かったぞ」


和也が陽介を軽くからかった


「莉香、ごめん
この足じゃあ午後からの試合には出れそうにないから私は応援してるね!」



「そっかー仕方がないよ
じゃあ、あたしが沙良の分まで頑張ってくるよ!」


「莉香頑張るのはいいけど、張り切り過ぎてミスるなよ?」

和也が水を刺した


「うるさいな〜分かってるよ!」


「じゃあ、ほどほどに頑張ってこい莉香」


和也はあねさんキャラである莉香の頭を叩いた


「ちょっと頭を叩くな!
髪が乱れるでしょー!」


案の定莉香は怒った
でも、若干照れてる


そんな2人を陽介と私はお互いに見合せて笑いながらく温かく見守っていた