「唯佳、キレイだね。」
「え?」
「恋してるから唯佳は、キレイだよ」
「・・・?」
「あたしね、中1の頃、男の子に、
すっごく悪いことしたの。
サイテーサイアクなこと。」
「・・・うん」
「それからさ、事故険悪に陥ってさ・・・
クラスからも浮いて、
いじめられるようになった。
あたしは、
“これは、罰だ”
って、毎日、いじめに堪えてた。
でも、シュリって言う子だけは、
ずっと、側にいてくれたの。
・・・でも、
あたし、捨てられたの。
汚い、ボロゾーキンみたく扱われた。
・・・辛かった。辛すぎた・・・」
「左手首のキズアトは・・・」
「・・・なんだ、唯佳には、
お見通しだったんだね・・・
そうだよ。“リストカット”
クラスの人にいじめられるよりも、
シュリに裏切られた方が、
・・・何倍も、辛かったの。
もう、シュリは進級と一緒に転校して
いなくなったけどね、
・・・たまに、痛むんだ・・・
ココロが、泣くの。」
あたしは、全部言い終えて、
やっと、真実の涙を流した。


