お姫様みたいだったと、
女の子は言った。


その女の子とあたしの親友は、どことなく似ていて。


あたしは、女の子からもらったひまわり片手に丘をおりた。



唯佳に、教えて欲しいことがたくさんあるから。


数学の宿題だって答え教えてもらってない。

ねぇ、唯佳は何をそんなに悩んでいるの?

なにを、そんなに抱えているの?

少し前のあたしみたく、全て
抱え込もうとしないでよ。


・・・あたし、ここにいるでしょ?








・・・シュリ・・・
 ・・・シュリ、




マッテ・・・!

イカナイデ!

ヒトリニ、シナイデ・・・!