「時間ないから赤外線でいいよね?」
ゴソゴソとサブバを漁り、ケータイを取り出す。
ジャージのポケットから黒いケータイを取り出した相羽は、
「先、送るから」
“ 相羽 真佐をアドレス張に登録します ”
と表示された画面を見つめた。
「コラァーっ!何、ケータイ持って来てんだーっ」
「やっべ」
相羽とあたしはケータイをすぐに隠した。
…意味、ないけど。
「高橋ぃっっ、相羽ぁっっ」
メガホンを持って走って来る…
「お、沖村ぁーっ?!」
我、担任……。
「逃げよう!このままじゃ沖村に殺されるーっ!」
あたしは相羽の手を引っ張って、駐輪場までダッシュした。


