「ん?」
あたしの少しの変化に反応した先輩はこっちを向いた。
「………~~ッ」
完璧ノックアウトです。
…そんなの、先輩がかっこよすぎるから、
だから、いけないんだもん。
だけど、完璧にキョドったあたし。
「あ、えと、んーとっ…」
そう言っている間にあたしはゆでだこ状態で。
頭なんて回転しない。
「か、格好いいなぁってお、思ってっ」
頭に浮かんだ言葉を、そのまま声に出してしまった。
先輩は目を丸くさせながら
「ありがと…、」
そう言いながら、そっぽを向いて、ペンを回していた。
…その格好も、
全部ぜんぶ、あたしを惑わせる。


