溢れ出しそうな涙を堪えて あたしは応援をする。 唯佳の視線の先は、やっぱり、吉野先輩で。 きっと、無条件に結んでいる指は無意識にだと思う。 …あたしも、 あたしも……。 小さい体で、くるくるフィールドを走ってる吉野先輩を見て、恋に落ちたの。 まさか、その恋の結末にこんな結果が待ってるだなんて、思ってもみなかった。 ……スキ 好き すき スキ……… スキが、溢れ出してしまいそうだ。 こぼれ落ちてしまいそうだ。 …お願い、 溢れないで 零れないで スキの気持ち。