ピーーーーーッ ボールキックの笛の音と共に、先輩方が動き回る。 ボールを追って、追って、追って。 まるで、ボールが吉野先輩で プレーヤーがあたしと唯佳みたい。 あたしがゴールまでボールを持って行って、 最終的にゴールしたのは、 唯佳………。 ダメだ…。 涙が出てしまう。 涙が頬を伝ってしまいそう…。 でも…、泣いちゃダメ。 泣いたら…、 唯佳が吉野先輩に真っ直ぐにならなくなる。 きっと、諦めてしまうから……