午前のソフトの応援があっという間に終わり、 午後のサッカーの試合になった。 …この試合は、市の決勝。 この試合に勝てば、サッカー部は県大会へ。 …そして、この試合は 吉野先輩たちにとって 大切な大切な試合だ。 「ねぇ、唯佳」 応援会場に行く途中のバスの中。 あたしは、唯佳に話しかけた。 「何?」 「いっぱいいっぱい応援しようね」 「え? …あ、うん……」