「起立。これで朝の会を終わります」 日直の虚しい声が鳴り響いた後、 「んー。」 あたしは大きな伸びをした。 「友奈。」 紺の無地の可愛くないスカートを引っ張られる。 スカートの裾を引っ張ったのは紛れもなくあたしの席の後ろの唯佳だった。 「ちょっと、」 唯佳の手を払う。 「伸びる、伸びる」 「英語のノート見して。ノート作りしてない」 「もー、」 いっつも、いっつも。 そう最後に付け足して、あたしの英語のノートを唯佳に渡した。