「――……とのことです」



「……破った?」


ぇ?なになに?
話についてけないんだけど…?




「あの手紙を?
あんな大事な物を?」



……なんか学園長の雰囲気怖くなってるー!?
(↑あんたのせいです(笑))




「でも,もうあれは作れないしな…
しょうがない、一緒の部屋にするか……」



――…???




「かしこまりました。
では荷物を運ばせます
実琴様、行きますよ?」





「―…?はぁい」



瀬戸に続いて出ようとしたその時……



「みーつーけた♪」



「……ぇ?」



学園長がニヤリと不気味に笑った気がした……。



校長室を出た後、瀬戸は言った。




「実琴様……
お気をつけ下さいね?」



「ふぇ?…何に気を付けんの??」



「いえ……なんでもございません。お忘れ下さい」




変なのぉ?


ま、気にしなーい気にしなーい♪



それがあたしのモットーだし?



けどこの考えを

『もっと気にしとけばよかった』



……と、後悔するのはあたしだったんだ―――…