ラブサプリ+α

「大丈夫かな、中田たち」

そう言って、先生はあたしの頭をぽんぽんと叩いてきた。

「大丈夫ですよ!あの二人は」

あたしは頭においてある先生の大きな手をぎゅっとにぎった。
先生の手はなんだか少しゴツゴツしてて男の人の手なんだなぁ…とか思う。

「なぁにニヤニヤしてんだ?」

先生は少し意地悪な顔をした。

「し…してませんっ」

少し図星であたしは緩んだ口をきゅっと締めた。


「それにしてもさっきのは格好良かったよ」

「へ?」


「テーブルをバンって叩いてさ、ちょい驚いたかな。」