「凛。


モデルやってて、最近もたまに読者モデルやってんやろ?


せやったら、東京出てきぃな。」



「何ゆうてんの・・・よーこ・・・・―。」



「ウチらももう、23なんや。


結婚とか、考える年頃やし、凛も彼氏おらへんのは、ヤバイ思う。」



さらに説得力のある言葉に押されて、よーこが延々に話すのを聞きながら、アタシは思った。



・・・東京に出なあかん。



それは分かってる。



でも、やっぱここが、アタシの好きな環境やから・・・。