目が覚めると、リーズがローズの顔を覗きこんでいた。


「ローズ、大丈夫?」

「えっ?」


「貴女、1週間寝てたのよ?」


「嘘…。早く国に帰らなきゃ」


「大丈夫なの?」


「うん。ねぇリーズ」


「どうしたの?」


「早く争いを治めなきゃ。


この世界が滅びちゃう…」










ロウナンドから、自国ウィンランドに戻って1週間。










ローズとリーズは、休む間もなく、刺客として動いた………――。