やっぱりね。

「これを汝の体に戻せば汝はすぐに死ぬのだ。勿論、解毒剤など存在しない。」


それは、ローズにとっても予想外だった。

「騙したのか。汚い。」


そう言って、ローズは剣を抜いた。リーズと2人で華麗に舞い、次々と妖を倒れていく。

しかし、ローズは正面にばかり気をとられて、背後の者に気が付かなかった。


「ローズ、後ろ!」


リーズが叫び、ローズは剣を振ったが、その前に毒を射たれていた。
勿論、射った者はローズに切られ、息絶えている。


「1滴で十分だ。さて、引き上げるぞ。」