女王陛下は女神様

「ローズ様は貴方の娘ではないでしょう?」

静かに言ったジェームズに、レオは目を見開いた。

「私の本名は、隣国の王子ジェームズです」


「何故王子が騎士になっていらっしゃるのだ?」


「私はローズ様と同じく、天界の者です」


「そうか…。なにかあったのですか?」


「私は、1週間前、ローズ様にお会いしました。その時、ご自分の正体に気づいていないようでしたので」


「しかし、ローズが刺客になったのは私の責任。責めないで下さい」