女王陛下は女神様

事件は突然起きた。


「キャ――――」



ローズの悲鳴が響く。

ローズがお風呂から戻って来ると、部屋が荒らされていた。


「どうなさいましたか、女王陛下」


悲鳴を聞きつけて1番に来たのは、正体を隠している、ジェームズだった。


背後から声をかけられて驚いたが、ローズは静かに呟いた。



「剣がない…」