今は7月15日晴れ夕方5時半。アイカと待ち合わせまで1時間前。最終チェックをしていた。

「ダイスケどうしよ！？サングラスかけた方がいいかな？？まじどうしよう…」ダイスケの家でサングラスを借りるか借りないか迷っていた。

「かけた方がいいと思うけど、その形、もうないから壊さないでな。」

「やぁ困る…やっぱいいや☆目力で勝負するわ！！てかもう行かなきゃ間に合わないからもう行くわ」

「頑張れよ！ケン！」

この時は気付かなかったがオレの知らない所でジュンヤさんがタカコに今のやり取りを教えアイカに伝わってたらしい。気付いたのはずっと後の事だが…

オレは待ち合わせ場所に時間どおりついた。

“今ついた！アイカどこらへん？”

そうすると向こうから背の高い浴衣を着た女性が歩きにくそうにあらわれた。