キーンコーンカーンコーン… 今日一日の終わりのチャイムが鳴り響いた。 ついにこの時が来た。 橘くんと目が合った。 すると私に近付いて来て 「第3教室で待ってる」 と、耳元で呟き、教室を出ていった。 それだけで 私の心臓は 高鳴っていた。