「ここにはぼくの求めるものはないと思う。
これ以上ここにいても迷惑を掛けるだけだ。
ぼくはまた、外の世界へ出ていこうと思う」
「シルヴァイラ……」
迷惑を掛ける、だなんて。
こいつがそんなこと考えるなんてな。
とか頭では考えながら、オレの口はまったく別の言葉を吐いていた。
「シルヴァイラ。
――オレも行く」
はっ、と、シルヴィは銀の頭をさっとめぐらしてオレを見上げた。
驚きに丸く見開かれた金の瞳。
オレは、できる限り最高の笑顔で、悠然と微笑み返してやった。
これ以上ここにいても迷惑を掛けるだけだ。
ぼくはまた、外の世界へ出ていこうと思う」
「シルヴァイラ……」
迷惑を掛ける、だなんて。
こいつがそんなこと考えるなんてな。
とか頭では考えながら、オレの口はまったく別の言葉を吐いていた。
「シルヴァイラ。
――オレも行く」
はっ、と、シルヴィは銀の頭をさっとめぐらしてオレを見上げた。
驚きに丸く見開かれた金の瞳。
オレは、できる限り最高の笑顔で、悠然と微笑み返してやった。

