月の雫 -君と歩む彼方への道-

(おい……)




うそだろ……




「うっ……」



心臓に、かつて経験したことのないような、信じられないような痛みが走る。



(どうすりゃいい?


物理魔法で何とかなるのか?)



胸を押さえてがっくりとくずおれながら。

オレの頭はフル回転していた。



しかし……

止まった心臓を再び動かす魔道なんて、知らないぞ。