奈々(今日のユウ・・・・こわい・・・・)
奈々「あ、うん、親が・・・親が引越しって・・・」
ユウ「そんなことわかってるって!!!なんで引っ越すんだよ!!!」
奈々「そんな事言われたって・・・私が決められることではないし・・・」
13p
それ以上何もいわずに立ち去ったユウ
一人校舎の裏に取り残される奈々
奈々「私が一番辛いんだよ・・・ユウ・・・私だってユウと離れ離れになるの辛いんだよ!」
ふと空を見上げる奈々
奈々(私が席替えなんてしないでとわがまま言ったバツですか・・・席替えなんか比べ物にならないほどの仕打ちじゃない・・・)
14p
それから私が引っ越す日までユウは私に話しかけてくれなくなった・・・・
また暗くてつまらない学校生活の日々に戻ってしまった私・・・
授業中、ユウのことを視点の外れた部分で見つめて
奈々(こんなに・・・・近くにいるのにね・・・・)
奈々(まだ・・・・・こんなに・・・・・・近くにいるのにね・・・・・)
15p
授業中、ユウのことを視点の外れた部分で見つめて
奈々(引越しの日までこうやって話しかけてもくれないわけ?そんなのいやだよ・・・・私明日引っ越さなきゃいけないのに・・・)
16p
ーー引越し当日ーー
家財を運ぶ引越し会社の人たちにまぎれて父と母も手伝っている。
凄く忙しそうに・・・
母には近くの電柱に隠れるようにたっている少年が目に入っていた
母「奈々、あなたもちゃんと手伝って頂戴!」
