父「家も新しいところになるから今よりも綺麗で奈々も喜んでくれると思って。」




あまりにも突然の出来事に奈々は途方にくれる






部屋に戻った奈々、憂鬱な表情でベッドに寝転ぶ
奈々(席替えどころじゃないよ・・・・)







10p


奈々(ユウと離ればなれになっちゃう・・・・・)
思いもよらず涙が一筋こぼれてしまう。




窓の外を眺めながら
奈々(こんなことで涙流すの初めてだ・・・友達なんていなかったし、人間関係で泣くことなんてない
と思ってた。)




次の日の学校
なんとなく気がつくと常に視線はユウの方を向いている奈々





11p




ーー1週間後--

先生から帰りのお話の中で
奈々の転校がクラスメートに発表された





あまり反応のないクラスメート・・・
奈々(当然だよね・・・私居るのかいないのか分からない影の薄い人だし・・・)




ふと視線を感じて目を視線の方に向ける奈々
視線の先には・・・ユウ
ユウ「・・・」





なんとなく怒っているような悲しそうな目・・・
奈々(そんな目で見られても私・・・)





12p


放課後帰ろうとする私を呼び止める声は・・・・ユウ・・



誰もいない校舎の裏まで引っ張られながら
奈々「あれ?今日はサッカーの練習はないの?」




ユウ「なんで!!」




奈々「はぁ?」



ユウ「だからなんで引越しなんかっていってんだよ!!」