席がえ直後でなんとなく馴染めない雰囲気の漂う放課後の教室にきた奈々
昔の席に戻ろうとしてハッ!と気づいて新しい自分の席へ



珍しい携帯ストラップのついたユウのかばんが目に付いて見つめる
##ストラップのデザインは男の子持つようなものでデザインしてください



ユウがサッカーの練習を終えて偶然戻ってくる。
ユウ「日高・・・。あ・・・。」
奈々がストラップを見ているのに気がつく



ユウ「これかっこいいだろー!俺が携帯買ってもらったら絶対つけると決めてるんだ。まだ肝心の携帯
をかってもらえてないけどね。」微笑みながら自慢げに話すユウ



奈々「それでストラップなのにかばんについてるんだ・・・。」





3p



ユウ「そそ!日高ってボーっとしてそうなのに結構そういうの目ざとく見てるんだね。」
相変わらずデリカシーのない言葉ではっきりものを言うユウ



でもそんなユウの屈託のなさになんとなく好意的な表情を浮かべる奈々
奈々「・・・・」



正直奈々にはそんなにかっこいいストラップにも見えなかったし、
特に何も感じないものだったがユウの自慢げな表情になんとなく癒され微笑む奈々。



ユウ「帰るの?もうだれもいないし、裏門からでしょ?裏門まで一緒に行こっか?」
誰もいない・・・誰かに見られ、変な噂を立てられるのを気にしたユウの優しさを感じていた
そもそも裏門まで一緒に行くのだって奈々を送っていこうか?といえないユウらしい誘い方だった




奈々は言われるがままに受け入れたが心の奥底ではなんとなくうれしかった。
自分を気遣ってくれる人なんて初めてだったから。



裏門を出て二つに分かれた道に出たところで
お互いはお互いの家がどこにあるか分からないので
ユウ「日高は右?左?」



奈々「私左」