コンコン♪



眠りについていると 木のドアをノックする音が聞こえて 目を覚ます



「ユラちゃん そろそろ起きない?」



そう言われ 昨日からずっと付けっ放しだった 腕時計に目をやる


「うそ……」



ビックリして 思わず声に出してしまった



いつの間にか 時計の短い針は10の所を指していて あれからかなり眠り込んでしまったのだと気付く



「お―い ユラちゃん?」



夜に寝ていない と言うことを知らないリンさんにとって 私は長い時間まで眠って図々しいヤツ 




なんて 思っただろうか