そう。


これが《頭が真っ白になる》ということ!!


私の脳が思考をやめ、
私は静止した。


―――沙弥が必死に私の名前を呼ぶこと、
約5分。


私はやっと思考を始めた。


「えーと…。

今日から中間というのは、
事実でございましょうか?」


「事実でございますね。」


「これが夢だという事実はございますか?」


「いいえ、ございません。」


「周りがクスクス笑っているのは、
そのせいでございますですか?」


「はい、そのせいでございますですねっ。」


私のクラスメイトはほぼみんな、
クスクス笑ってたり、
お腹を抱えて爆笑していたりと、


私の無知さを大いにバカにしてくれた。


「もーー!!

なんでみんな教えてくれなかったの?!」