安心したのもつかの間。


「少し前に言っただろう?

金石、君が一番の実験材料だ、と。」


木本の右手には、光輝くハサミが、
おまけに左手には、これまた光輝くメスらしきものが!


「ままま待て!
気が早いぞ、木本!

落ち着け、落ち着け!」


そう…。


木本は純粋な理系人間で、
しかも生物に関しては恐ろしいほどの興味を抱いていた………。


「何を言う!

君が俺に話しかけてきたときから、
俺はこうしたいと願ってやまなかった!!」


「えーっ!!!

ちょっ、待て、待てって、
木本ぉぉー!!」


バチンッ!


ん………?