あたしと暁がその場を離れようとした時。
『次がラストの曲になります。』
背中にヒロの声がした。
『この曲は、自分に素直になれずに好きなヒトに想いを伝えられなかった男の唄です。』
ヒロ。
ヒロにもそんな女の子、いたりしたの?
きゅうっと締め付けられる思いを振り払いながら、
沢山のファンの子を横目に
あたしは暁とレストランへ向かって歩きだした。
振り返ることも出来ず。
ヒロに声をかけることも出来ず。
ヒロの歌声だけが、いつまでもついてきた。
『次がラストの曲になります。』
背中にヒロの声がした。
『この曲は、自分に素直になれずに好きなヒトに想いを伝えられなかった男の唄です。』
ヒロ。
ヒロにもそんな女の子、いたりしたの?
きゅうっと締め付けられる思いを振り払いながら、
沢山のファンの子を横目に
あたしは暁とレストランへ向かって歩きだした。
振り返ることも出来ず。
ヒロに声をかけることも出来ず。
ヒロの歌声だけが、いつまでもついてきた。
