『じゃあ、今日はどうもでした。また!』
ヒロはニコッとすると、足早に立ち去って行った。
再びタクシーが走りだす。
『すみません、今度は大学前まで。』
運転手さんにそう言ってあたしはさっきの出来事を思い起こしていた。
ヒロって言うんだ…。
こんなに普通に会話できるなんて、思わなかったな。
なんだか、本名を教えてもらえたということに優越感を覚えていた。
きっと、ファンの子でも知らない子、いるよね?
ヒロはニコッとすると、足早に立ち去って行った。
再びタクシーが走りだす。
『すみません、今度は大学前まで。』
運転手さんにそう言ってあたしはさっきの出来事を思い起こしていた。
ヒロって言うんだ…。
こんなに普通に会話できるなんて、思わなかったな。
なんだか、本名を教えてもらえたということに優越感を覚えていた。
きっと、ファンの子でも知らない子、いるよね?
