暁はもっと近くまで行きたいみたいだったけど、



私の足はすくんで、うまく歩くことすら出来なかった。



ちょうど、街路樹の陰、ヒロからは死角になるであろう場所にやっとの思いで立った。



…3年ぶりの、ヒロ。



変に緊張して、真っ直ぐヒロを見られない。



ヒロ。