『ストリートミュージシャンがいるみたいだね!』



暁の声であたしはハッと我に返った。



『えっ、あ、うん、そうだね。』



イヤだ、まともに返事が出来ないよ。



『予約の時間まで少し余裕あるし、見てみようか。』



『う、うん。』