(なんだろ・・・英語じゃないな。ドイツ語・・・かな。)
倫は見慣れない文字をじっと眺めた。
もちろん何て書いてあるのか理解できない。
メモ欄のページは5ページほどあり、最後のページの半分ほどで終わっている。
(あの人が書いたのかな・・・)
青いインクで書かれているところもあれば、黒いインクで書かれているところもある。
新しいものには見えなかったので、薫が書いたのではないのだろう。
明日大学の図書館へ行って調べてみようかなと考えていたその時だった。
突然インターホンが鳴った。
倫はドキリとした。
夜中の12時である。
こんな時間に誰が来るというのだ。
倫がじっと動かないでいると再び鳴った。
1人なだけに怖さを感じたが、次の瞬間キヨに何かあったのではないかと思い、急いで玄関に向かった。
おそるおそる声をかける。
「・・・誰?」
雨が強く打ち付ける音がする。
「俺」
倫は驚いてドアを開けた。
そこにはびしょ濡れになった九条薫が立っていた。
倫は見慣れない文字をじっと眺めた。
もちろん何て書いてあるのか理解できない。
メモ欄のページは5ページほどあり、最後のページの半分ほどで終わっている。
(あの人が書いたのかな・・・)
青いインクで書かれているところもあれば、黒いインクで書かれているところもある。
新しいものには見えなかったので、薫が書いたのではないのだろう。
明日大学の図書館へ行って調べてみようかなと考えていたその時だった。
突然インターホンが鳴った。
倫はドキリとした。
夜中の12時である。
こんな時間に誰が来るというのだ。
倫がじっと動かないでいると再び鳴った。
1人なだけに怖さを感じたが、次の瞬間キヨに何かあったのではないかと思い、急いで玄関に向かった。
おそるおそる声をかける。
「・・・誰?」
雨が強く打ち付ける音がする。
「俺」
倫は驚いてドアを開けた。
そこにはびしょ濡れになった九条薫が立っていた。

