そうしてい写真を見ているとあることに気がついた。
ある程度、倫が大きくなると正面を向いている写真が見当たらず、まるで隠し撮りをしているような写真ばかりだった。
それまではしっかりカメラの方を向いて撮られているものが多いのに、
中学生や高校生の頃の写真などは通学している倫をこっそり撮ったような写真ばかりであった。
(・・・会えなかったんだから、隠し撮りしてたんだ。
けど、じゃあ、この小さい頃のカメラを向いて撮られてるやつは・・・)
「あの・・・この写真て、この人が自分で撮ったんですか?」
それまで黙って倫を見つめていた成明が、ゆっくりと口を開いた。
「それがわからないんだ。ネガがあるかもしれないと思って探してみたがなかった。
父がカメラを持っている話も聞いたことがなかったし・・・。おそらく誰かに頼んで撮ってもらったんだと思う。」
倫はもう一度小さい頃の写真を見た。
(この部屋・・・この窓・・・私の家だ)
後ろに映っているのは間違いなく倫の今住んでいる家だった。
周一郎本人が写真を撮っていたとして、キヨが家に入れるはずはなかった。
ある程度、倫が大きくなると正面を向いている写真が見当たらず、まるで隠し撮りをしているような写真ばかりだった。
それまではしっかりカメラの方を向いて撮られているものが多いのに、
中学生や高校生の頃の写真などは通学している倫をこっそり撮ったような写真ばかりであった。
(・・・会えなかったんだから、隠し撮りしてたんだ。
けど、じゃあ、この小さい頃のカメラを向いて撮られてるやつは・・・)
「あの・・・この写真て、この人が自分で撮ったんですか?」
それまで黙って倫を見つめていた成明が、ゆっくりと口を開いた。
「それがわからないんだ。ネガがあるかもしれないと思って探してみたがなかった。
父がカメラを持っている話も聞いたことがなかったし・・・。おそらく誰かに頼んで撮ってもらったんだと思う。」
倫はもう一度小さい頃の写真を見た。
(この部屋・・・この窓・・・私の家だ)
後ろに映っているのは間違いなく倫の今住んでいる家だった。
周一郎本人が写真を撮っていたとして、キヨが家に入れるはずはなかった。

