ラブ・スーパーノヴァ

キヨの話ではとても母がそんなことをしていたとは思えなかった。

それどろか、この写真の様子から言って、倫の名前をつけたのは九条周一郎に間違いなかった。

『お前さんが生まれて、なかなか決まらなかったみたいだったけど、申請の期限が迫った頃に『倫にする』って言って、さっさと申請しちまった。』

キヨの話を思い出した。

(お母さんは・・・この人に私の名前を決めてもらったの!?)

「でも・・・そんなはず・・・」

幸子は九条周一郎に乱暴されたのではなかったか。

そんな相手に子供を会わせにいくだろうか。
憎んでいたのではなかったのか。

(この人だって、関係を絶てってお金でどうにかしようとしたってキヨちゃんが・・・)

倫は混乱した。

「父は晩年一日中この部屋に篭っていた。
きっと、君と君の母君のことを想っていたんだろう」

「嘘です!そんなの・・・」

成明が驚いて倫を見つめた。

「嘘?これを見てもそんなことを言うのか?君は。」

「だって・・・だって、関係を絶てって・・・」