ラブ・スーパーノヴァ

ぐるりと部屋を見回す。

「父は、君のことをずっと気にかけてたんだ。それは間違いない。」

成明が一緒に写真を見回して言った。
倫は言葉を失って立ちすくんだ。

そこにはありとあらゆる表情をした倫の姿があった。
大きい写真から小さいものまで、白黒のものもまざっている。

そして、一番大きな壁の中央に張られた写真を見て声を上げた。

「嘘・・・」

倫は信じられない気持ちでその写真に近づき、そっと指を伸ばした。

その写真には母の幸子と初老の男性、そして小さい赤ん坊が映っていた。

初老の男性が手にしいている紙には「命名 倫」と書いてある。

(なんで・・・なんで・・・)

成明が倫の隣に並ぶ。

「それが父だ。このなかで唯一、親子3人で写っている写真だよ。」

倫は食い入るようにその写真を見た。

『命名 倫』

母も成明も笑っていた。

(そんなはずない・・・お母さんは・・・
この人に私を会わせたっていうの・・・?)