ラブ・スーパーノヴァ

心臓が高鳴る。

何を見せられるのかわからない。
しかし、九条周一郎に近づけるのは確かだった。

連れていかれたのは例の書庫だった。

(え・・・?ここ??)

「ここに立って」

成明は倫を部屋の中央に立たせると、一つの本棚の前でしゃがみ、一番下の棚の本を数冊取り出した。

そして、その部分の壁側部分を力を入れて叩いた。

ベコッと木の板が抜ける音がしたかとおもうと、
30センチ四方の本棚の奥の部分がくるりと回転した。

成明はその隙間に手を入れると、レバーのようなもの引いた。

ガコンと音がする。

倫は一体何をしているのだろうと訝しんだ。

成明は立ち上がり、本棚をぐぐ・・・と押し始めた。
本棚は壁のなかにゆっくりと押し込まれていく。

倫は呆気にとられてその様子を見ていた。

扉以外の壁の前に置かれた本棚は全て壁に
埋もれるようにして押し込まれた。

天井からそれぞれの本棚と天井の隙間から
ロープが垂れ差上がっていた。