ラブ・スーパーノヴァ

倫は迷った。嘘かもしれない。
またこの前のような扱いを受けるかもしれない。

でも、今倫を見つめる成明の目は真剣そのものだった。

「私・・・」

九条周一郎という人がどんな人なのか、倫はずっと知りたいと思ってきた。

それを知ることができるかもしれない。

倫の心は大きく揺れた。

成明はそれを悟って、倫の腕を掴んでいた手の力を抜いた。

「この前のことは大変失礼した。
今日は弟たちは家にいない。
終わったらすぐ帰っていいから。」

倫は視線の先にある幸子の墓を見た。

(お母さん・・・)

倫は自問した。

行っても何かが変わるわけではないかもしれない。
間違いなくキヨは行くなというだろう。

(それでも・・・知りたい!)