ラブ・スーパーノヴァ

「待って!」

成明が走って倫の腕を掴んだ。

「離してください!」

倫はぐぐ・・・と力を入れて逃げようとした。
しかし、成明は離さなかった。

「今日は私1人で来たんだ。・・・君と話がしたい。」

「話すことなんかありません」

倫は全身で拒否した。

「君は、父が・・・九条周一郎という人がどんな人だったか知りたくないのか!?」

その言葉にぴたりと動きが止まる。
成明の顔を見上げた。

「君に・・・どうしても見せたいものがあるんだ。今から家にこないか。」

成明の真剣な眼差しに、倫は心が揺れた。

「見せたいものって・・・なんですか」
「今ここでは言えない・・・。あれは・・・君の目でちゃんと見ないといけないと思う。」

成明の額に汗がうっすらと浮かぶ。

(見せたいもの・・・?)