倫は寝ているはずの薫がなぜこんなところにいるのか不思議に思ったが、薫に会えてなぜだかほっとしていた。
そうは言っても、二人きりは久しぶりである。なかなか言葉が出てこない。
「望遠鏡のレンズキャップが無くて・・・。」
やっとの思いでそう言って、薫から懐中電灯を受け取った。
「そうなんだ。一緒に探すよ。」
「いい、大丈夫だから!・・・もう寝た方がいいよ。」
倫は二人きりになる気まずさもあったが、薫が今日一日、いろんな人からひっぱりだこで疲れているに違いないと、本心からそう言った。
「せっかく倫ちゃんと二人きりになれたのに、戻るわけないだろ?
それに、部屋に戻ったって、どうせ眠れないんだから・・・。」
薫がじっと倫を見つめる。
「・・・眠れないの?疲れた?・・・疲れてるよね。ごめんね、忙しいのにこんなことつき合わせちゃって・・・。」
倫は薫が眠れないほど疲れているのかとひどく心配した。
薫はクスリと笑った。
「疲れてないよ。倫ちゃんと同じ時間を過ごしてるってだけで、疲れなんか忘れる。」
倫はまた馬鹿なこと言って・・・と照れ隠しにレンズキャップを探し始めた。
探し始めてすぐに、カツンと靴に硬いものがあたる感触があった。
「あ、あった。これだ。」
倫はぱっぱっと砂を掃い、激しい傷などないか確認した。
「あーあ、もう見つかっちゃったか。」
薫が残念そうに言う。
倫も正直なところ、同じように思っていた。
見つからない間は二人でいられる・・・。
倫は名残惜しさに思わず口を開いた。
「さっきの・・・木星、良かったね。」
薫が意外そうな顔をして倫を見た。
倫が話しかけたのが意外といった様子だったが、微笑んで倫に近づいた。
「あんな無邪気な倫ちゃん、久しぶりに見られて嬉しかったな。」
そうは言っても、二人きりは久しぶりである。なかなか言葉が出てこない。
「望遠鏡のレンズキャップが無くて・・・。」
やっとの思いでそう言って、薫から懐中電灯を受け取った。
「そうなんだ。一緒に探すよ。」
「いい、大丈夫だから!・・・もう寝た方がいいよ。」
倫は二人きりになる気まずさもあったが、薫が今日一日、いろんな人からひっぱりだこで疲れているに違いないと、本心からそう言った。
「せっかく倫ちゃんと二人きりになれたのに、戻るわけないだろ?
それに、部屋に戻ったって、どうせ眠れないんだから・・・。」
薫がじっと倫を見つめる。
「・・・眠れないの?疲れた?・・・疲れてるよね。ごめんね、忙しいのにこんなことつき合わせちゃって・・・。」
倫は薫が眠れないほど疲れているのかとひどく心配した。
薫はクスリと笑った。
「疲れてないよ。倫ちゃんと同じ時間を過ごしてるってだけで、疲れなんか忘れる。」
倫はまた馬鹿なこと言って・・・と照れ隠しにレンズキャップを探し始めた。
探し始めてすぐに、カツンと靴に硬いものがあたる感触があった。
「あ、あった。これだ。」
倫はぱっぱっと砂を掃い、激しい傷などないか確認した。
「あーあ、もう見つかっちゃったか。」
薫が残念そうに言う。
倫も正直なところ、同じように思っていた。
見つからない間は二人でいられる・・・。
倫は名残惜しさに思わず口を開いた。
「さっきの・・・木星、良かったね。」
薫が意外そうな顔をして倫を見た。
倫が話しかけたのが意外といった様子だったが、微笑んで倫に近づいた。
「あんな無邪気な倫ちゃん、久しぶりに見られて嬉しかったな。」

