倫は念のため高校生たちに確認した。
「毎年恒例でやってる企画なんだけど、嫌な人は無理に参加しないでいいから。その、ペアになったら手を繋ぐってのがルールだから・・・。」
そう言ったが、特に嫌がる生徒はいなかった。むしろ楽しそうな雰囲気だった。
由香が倫に目配せする。
(はいはい、わかってますって・・・)
倫はまず高校生達にクジを引かせ、手元の表に名前を書き込んだ。
薫は9番目だった。倫はもうひとつのクジの箱からこっそり9番を抜き取る。
由香以外の大学生達にクジを引かせ、殻になった箱に9番のクジを入れ、由香に引かせる。
倫は自然と振舞えているか心配したが、皆自分のことに夢中で見ていないようだった。
「おい、10番が3人いるぞ。」
嵐山がクジを倫に見せて言った。
「あの、相原先生が増えたので・・・。」
「それにしたっておかしーだろ。22人なんだから。」
倫は間の抜けた声で答えた。
「え?私も入ってるんですか?」
嵐山は眉をしかめて言った。
「あたりめーだろ。お前だけ’留守番’してどーする」
倫は’留守番’しているつもりだった。
「じゃあ、10番のやつでじゃんけんして、負けた奴がお前とペアだ。」
ルールとはいえ、手を繋ぐことになっている。倫は女の人がいいなと思っていたが、ペアに決まったのは樫野だった。
相原は見事に若い女子大学生とペアになり、嬉しそうにしていた。
由香は薫と、嵐山は男子高校生とペアになり、手を繋ぐのを躊躇う高校生の手をむりやりつなぎ、さっさとスタートしていった。
「毎年恒例でやってる企画なんだけど、嫌な人は無理に参加しないでいいから。その、ペアになったら手を繋ぐってのがルールだから・・・。」
そう言ったが、特に嫌がる生徒はいなかった。むしろ楽しそうな雰囲気だった。
由香が倫に目配せする。
(はいはい、わかってますって・・・)
倫はまず高校生達にクジを引かせ、手元の表に名前を書き込んだ。
薫は9番目だった。倫はもうひとつのクジの箱からこっそり9番を抜き取る。
由香以外の大学生達にクジを引かせ、殻になった箱に9番のクジを入れ、由香に引かせる。
倫は自然と振舞えているか心配したが、皆自分のことに夢中で見ていないようだった。
「おい、10番が3人いるぞ。」
嵐山がクジを倫に見せて言った。
「あの、相原先生が増えたので・・・。」
「それにしたっておかしーだろ。22人なんだから。」
倫は間の抜けた声で答えた。
「え?私も入ってるんですか?」
嵐山は眉をしかめて言った。
「あたりめーだろ。お前だけ’留守番’してどーする」
倫は’留守番’しているつもりだった。
「じゃあ、10番のやつでじゃんけんして、負けた奴がお前とペアだ。」
ルールとはいえ、手を繋ぐことになっている。倫は女の人がいいなと思っていたが、ペアに決まったのは樫野だった。
相原は見事に若い女子大学生とペアになり、嬉しそうにしていた。
由香は薫と、嵐山は男子高校生とペアになり、手を繋ぐのを躊躇う高校生の手をむりやりつなぎ、さっさとスタートしていった。

