ラブ・スーパーノヴァ

そうですか、と二人はつまらなさそうな顔をして野菜切りに集中した。

ふと見ると、薫と樫野が二人で話をしている。

二人とも背が高く、タイプは違うが綺麗な顔立ちをしているので並ぶと絵になる。

倫はこっそり見ていたつもりだったが、樫野が倫の視線に気がつき、それに合わせて薫も倫の方を向いた。

倫はどきりとしてあわてて野菜に視線を戻した。

明らかに不自然である。樫野には何か察知されてしまったかもしれない。

(あの二人が・・・なんて、まさかね・・・)

バーベキューが始まると、倫はほとんど焼く係りになり、自分で食べる暇がなかった。

自然と薫の周りに人が集まる。みんな彼の話を聞きたいのだ。

こうやって忙しくしていれば、薫のところに行かないのも不自然ではないだろうと、意識的に動き回った。

本心は薫の話を聞きたかったが、その気持ちはねじ伏せた。