聖職者



ひときわ輝きが強くなったかと思うと、シュン、と光が縦にほとばしる。

凛が次に目を開いたとき、もうそこにリョウ達の姿はなかった。

「…何だったの?」

記憶のほとんどが欠けている凛は、状況がつかめなかった。

マーキスはいまだに青い顔をしている。

ヴォルドールは傷を負い、地に伏せたままだった。

ふと視線を返すと、李楼とラスフォードが見えた。

李楼がラスフォードに肩を貸し、ラスフォードはよろつきながらもこちらへ歩んでくる。

「…何があったの、マーキス?」

「……」

凛の問いにマーキスは答えない。

こんな様子のマーキスを見るのは初めてで、凛は困惑していた。