聖職者


「香奈は僕が殺しました。凛が生まれてすぐに、僕は凛を貰いに行ったんです。だが、香奈は抵抗した。要するに、邪魔だったんですよ」

貰いに行ったなどと聞こえのいい言葉を使っているが、所詮は奪いに行ったんだろう。

「なぜそうまでして凛にこだわる?!」

それを聞いたリョウは高らかに笑いだした。

「神の子だなんて珍しいじゃないですか!それなりの力は持っているはずだ!」

「そう言うわりには、凛を早く手放したな。凛は赤子の時に捨てられていたんだぞ」

「それですよ。それが僕の大きな誤算でした。さっきレイを作る前に人間を作ったって言ったでしょう?彼に凛を取りに行かせたんです。だが、彼は途中で死んだ」

「何?」