マーキスは何も言えなかった。
これほど程に残虐で、理解不能な人間がいたものか。
「少しして、やっと魔獣一号が完成しました。それから僕はどんどん作り続けた。それが、貴方達が考える異常な魔獣ですよ」
リョウはマーキスの気持ちを知っての上で話を続ける。
その神経もまた、マーキスには信じがたいものであった。
「で、僕のコレクションは彼らだ」
リョウはそう言うと、自分の後ろに立っている八人の男女を指差した。
彼らはリョウの不躾な態度にも同じない。
さすが、忠実な犬として作られただけある、とマーキスは思った。
「中でもレイは傑作でね、今僕の手元の中にいるのでは最高峰だよ」
リョウはレイの頭を撫でた。
それに反応し、レイは嬉しそうに顔をゆるませた。

