聖職者


「待ってください、ルイ元帥。うるさいのも消えたんだし、少し話をしませんか?」

リョウは変わらぬ笑顔だった。

「大丈夫です、彼は死んではいませんよ。もっとも、時間次第ですが」

そう言ってクスリと笑う。

リョウは、またも凛に近付き、凛を後ろから抱き締めた。

あたかも、すでに凛は自分の物のように扱うリョウに、マーキスはさらに気分を損なう。

だが、自分一人ではリョウに抵抗しても勝てないだろう。

マーキスは仕方なく話を聞くことにした。

リョウにもその空気が伝わったのか、話しだす。

「先程、僕はヴォルドールに作り出された存在だって言いましたよね」

「…そうだな」