「それから私は急いで探索チームを組んだ。もちろん彼を探すためにね」
ヴォルドールが話を続ける。
「メンバーは彼に遭遇した聖職者の二人、探索班員の二人に医療班の女性一人だ。あまり事を大きくしたくなかったのでね、必要最小限に組んだつもりだ」
確かに、チームとして機能するのに最低限の人数だった。
「だが…」
ヴォルドールが言葉を濁す。
「音信不通、行方不明。リョウに消された可能性が高い」
マーキスが代わりに言う。
ヴォルドールは無言で頷いた。
堅苦しい沈黙が流れる。
リョウは二人の聖職者だけでなく探索班員や女性の医療班員まで手を掛けた。
これは明らかに騎士団への挑発行為に見て取れた。
少なくともマーキスはそう感じた。

